キヤノンは,夜間や暗所でのモニタリングに適した超高感度ネットワークカメラの新製品「ME20F-SHN」を2月中旬より発売する(ニュースリリース)。価格は360万円(税別)。
この品は,2015年12月発売の超高感度多目的カメラ「ME20F-SH」の基本性能を継承したネットワークカメラ。超高感度性能により,これまでのネットワークカメラでは難しかった低照度環境下での映像撮影が可能となり,夜間の重要施設,河川・国境や,災害現場などのモニタリングで威力を発揮する。
画素部および読み出し回路に独自技術を搭載した35mmフルサイズ約226万画素CMOSセンサーにより,最低被写体照度0.0005ルクス(最大ゲイン275dB時)の超高感度と低ノイズを両立し,星明かりなどの非常にわずかな光でもカラー撮影ができる。また,同社の一眼レフカメラなどに用いられる豊富なEFレンズを使用可能。用途や撮影シーンに応じた幅広いモニタリングができる。
また,文字や人物が視認しやすいセキュリティ用途に適した画質モード「クリスプイメージ」を搭載。露出,シャープネス処理により明るく鮮明な画質を実現し,暗いシーンにおいてはノイズ低減によりデータサイズを抑制する。
また,立ち入り禁止エリアへの侵入やカメラへのいたずらなど,異常事態を自動で検知する6種類の「インテリジェント機能」を標準搭載し,警報器の発報や警告灯の点灯など外部機器と連携できる。さらに,録画サーバーを用いずにカメラ本体に装着したmicroSDメモリーカードに映像の記録が可能となっている。