凸版,偏光フィルムを使った新サイネージを開発

凸版印刷は,白く光る特殊なディスプレーに,さまざまな形に加工した偏光フィルムをかざすことで,その部分にだけ映像が映し出される新しいデジタルサイネージ「FloatPanelDisplay™(フロートパネルディスプレイ)」を開発した(ニュースリリース)。

近年,大型商業施設や流通,アパレル,自動車業界などの店舗において,商品と消費者を結びつける手法として店頭でのデジタルサイネージを用いた販促ツールの活用が増加している。こうした演出の多くは平面的で単調なため,アイキャッチ性を向上させた新しい販促ツールが求められていた。

新製品は,同社が従来培ってきた店頭での顧客接点向上に向けたソリューションのノウハウを活かし,訴求する内容に合わせてフィルムの加工や映像の制作を行なうことで,インパクトのある演出が可能となる。例えば,メガネや電車の形に加工したフィルムをアクリル板などに貼付しディスプレーの前面に設置し,レンズや車体にだけ映像を浮かび上がらせることができる。

訴求したい商品やロゴを,空中に映像が浮いているような立体的で不思議な表現で展示できるため,アイキャッチ性が高く,集客効果が期待できるとしている。

同社はこの製品を大型商業施設における製品のプロモーションや,イベントでの企画展示などでの店頭販促ツールとして,流通業界や小売業界,観光事業者に向けて12月21日から本格的に販売を開始した。

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