日立産機システムは,高効率冷却システム採用で安定稼働による高速・高品質印字を実現したCO2レーザーマーカー「LM-C300」シリーズ(標準機4機種,オプション機16機種,合計20機種)を2016年6月より発売する(ニュースリリース)。
CO2レーザーマーカーは,食品,飲料,化粧品,薬品,電子部品,自動車部品などに日付,ロット番号などを印字する産業用マーキング装置。同社では,産業用マーキング装置としてインクジェットプリンターを1975年に発売を開始し,世界115か国で販売している。
今回,多様化する産業用印字のニーズにより,インクジェットプリンターのみならずレーザーマーカーなどの各種印字装置の需要も広がっている。そのため,バリエーションを拡げて多様化するニーズに対応した新製品を発売する。
この製品は,レーザーマーカーの心臓部であるレーザー発振器全体にエアーを流す独自の「高効率冷却システム」を搭載し,効率よく冷却することにより,レーザー出力の安定性を向上させた。これにより毎秒600文字の高速印字を高品質に印字することができる。出力は10Wおよび30W。
レーザーマーカーのヘッド部分にコントローラーを内蔵し,ヘッドのみのコンパクトボディを実現。また,レーザーのレンズ取り付け位置変更により,レーザー照射方向が変更できる。省スペースでありながら,IP54の保護構造により過酷な使用環境にも設置することが可能となった。