三菱電機は,千葉ロッテマリーンズの本拠地「QVCマリンフィールド」(千葉県千葉市)のマリンビジョン向けに,メインスクリーン1面,外野スタンドサブスクリーン2面およびバックネット裏サブスクリーン2面のあわせて5面のオーロラビジョン® を納入した(ニュースリリース)。3月8日のプロ野球オープン戦から全体運用を開始する。
今回,メインスクリーンを,国内の屋外球場で最大サイズとなる縦10.08m×横28.8m(1,201型)に更新(既設設置面積比約3倍)した。また,外野スタンドサブスクリーンとして、縦5.76m×横20.16m(825型)の2面(レフト側・ライト側)を新設したほか,バックネット裏サブスクリーン(2階スタンド席)の2面を更新した。
既設のマリンウィングビジョン(オーロラリボン® 縦0.96m×横295.6m)を含む複数の大型映像装置をシームレスに同期連動する。これまでの球場上空の風向風速表示に加えて,選手が試合中に意識するグラウンド上の風向風速表示を見える化した。
これらの増設した5面と既設のマリンウィングビジョンを1つのコントロールシステムに集約し,イベント・用途に合わせた操作画面のカタマイズにより,オペレーターの操作負担軽減と機器の省スペース化を実現している。
同社の黒色パッケージ(LED外形を黒色にして非点灯時の輝度を下げ,点灯時とのコントラストを高めることで視認性を向上したパッケージ)のLEDを搭載し,同社従来比1.5倍の高コントラストに加えて,総解像度は従来の約6倍の高画質を実現した。