キヤノンマーケティングジャパン,米国Xradia社製の産業用X線CTを発売

キヤノンマーケティングジャパンは,米国Xradia(エックスラディア)社製の産業用X線CT「VersaXRM-520」の販売を6月13日より開始した。価格は装置構成により1億2千万円~1億5千万円(税別)。

産業用X線CT(コンピュータ断層撮影装置)は,X線源と検出器の間で測定物を回転させながらX線を透過させ,取得された全方向の透視画像データをコンピューターで3次元断層像に再構成して表示する装置。任意の断面の状態を把握することが可能で,電子部品や高機能材料,バイオサンプルの内部状態の解析・検査に利用されている。

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Xradia社製の装置は大きい測定サンプルにおいても高解像度,高コントラストで撮像できる。また,X線の吸収率が低いため従来の装置では測定が困難だったシリコンなどの軽元素材料に対しても,高いコントラストで観察可能。このため,Xradia社製の装置は半導体や高機能材料,ライフサイエンス,天然資源など,多岐にわたる分野で導入実績がある。

今回の新製品は,複合材料に対するコントラスト性能の強化,スループットの向上,in-situおよび4D計測の強化を実施した,Xradia社製産業用X線CTのフラッグシップモデルとなっている。

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