【リリース】プロジェクタ向けオスラムLEDパワーパッケージ

2013年12月17日
ドイツ レーゲンスブルク

プロジェクタ向けオスラムLEDパワーパッケージ
Osram Ostar Projection: システム出力最大1700 lm (ANSI lumen)のプロジェクタ向け高出力LED

オスラム オプトセミコンダクタ―ズは、プロジェクタ最大輝度1700 lm (ANSI lumen)の高出力タイプのLED Osram Ostar Projection 2種類を発表します。製品設計の最適化により、チップ表面から非常に高い光束を照射します。色とLEDのバリエーションにより、1000 lmから8300 lmまでの高光束を実現することが可能になりました。通常のレンズに代わる反射防止コ―ティングガラスのカバーは、外付け光学系と共に優れた集光を実現します。そのため、この新しいLEDはさまざまな光学系による効率的な光源設計に最適です。

新しい2つのLEDは高光束であるため、最大1700 lmのオフィスプロジェクタに使用することが可能です。製品の中枢にあるのは、最新のThinfilm技術とUX:3技術に基づく2 mm² 高電流LEDチップです。2種類のLEDは、2チップ (P1W)、または4チップ (P2W)を内蔵し、発光面積はそれぞれ4 mm² と8 mm²です。

LEDプロジェクタでは、赤、緑、青色の3色のLEDが光源となります。このLEDが、カラーシーケンシャルモードで連続パルス点灯することで、これまでのランププロジェクタで使用されていたカラーフィルターホイールと同じ役割を果たしています。この新LEDの高出力は、最新の素子技術と特に効率的な緑色のためのオスラムのC²コンバージョン技術によって実現しました。P2Wはパルス駆動時、青、赤、緑色で1000 lm、2500 lm、および8300 lmで発光します。この高輝度レベルには、最大32A(チップあたり8A)のパルス電流と、発熱を効率的に放熱する製品設計における最適化を必要とします。

「高電流を加えるために、P2の4つの高出力チップは並行して接続されています。それによりこの新Ostar Projectionはチップから最大限の輝度を生成し、大型画像装置用の真のパワーパッケージになっています」と、オスラム オプトセミコンダクタ―ズ プロジェクターアプリケーション責任者 Stefan Morgottは述べています。「これによりオフィスや教室でのLEDプロジェクタの使用が、本格的に普及することを推進できることになります。」

高輝度の新LED
Osram Ostar Projectionは、エタンデュで制約される光の光学システム経由を、最大限効率的にすることを可能にしています。このLEDのエタンデュは維持され、外部光学系とともに非常に狭いビームの光を生成します。エタンデュは、発光表面と照射表面間の関係を現したものです。

熱抵抗を維持し、結果としてLEDの熱上昇を非常な低レベルに維持するために、チップは従来のLEDパッケージ内ではなく銅プレートに直接取付けられています。またヒートシンクとの接触改善のためにネジ留め可能です。

この2種類のOsram Ostar Projectionは、2014年1月7日~10日にアメリカで開催される「International CES」展で公開されます。量産開始は3月の予定です。

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写真提供:オスラム
パワーパッケージ: Osram Ostar Projectionが高性能な背景には、C²コンバージョン技術(セラミック変換)と最新の素子技術があります。
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写真提供:オスラム
Osram Ostar ProjectionのP2Wバージョンで、システム出力が最大1700 lmまでのオフィスプロジェクタ設計が可能となります。

オスラム オプトセミコンダクターズについて
ドイツ・ミュンヘンに本社を置くオスラムは、2 大照明メーカーのひとつです。その全額出資会社であるオプトセミコンダクターズは、ドイツ・レーゲンスブルクに本社を置き、可視光・赤外発光ダイオード、高出力レーザダイオード、センサを取り扱っています。生産拠点をドイツ・レーゲンスブルクとマレーシア・ペナンに、北米の営業拠点をアメリカ・サニーベールに、アジアの営業拠点を香港に置き、世界中にセールスオフィスがあります。
www.osram-os.com