【リリース】2013年世界半導体マーケットシェア・ランキング,マイクロンが躍進

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売上減になるサプライヤ
ソニー、ルネサスエレクトロニクス、ロームは、それぞれ 2013 年対前年比-28.1%,-15.3%,-14.3%減少になるとみている。これにより、2012 年世界 6 位であったルネサスエレクトロニクスは 10 位に、ソニーは昨年の 11 位から 15 位、ロームはトップ 20 位からランク外になると予想される。

テキサスインスツルメント社は 2013 年対前年比-5.5%減、エヌビディア社(nVidia)も、-5.6%減とみており、苦戦が予想される。インテル社は、今年も世界 1 位となる予定だが、売上は 2013 年対前年比-1.0%減少を予想し、2012 年には全世界の半導体シェアが、15.7%と最も高いシェアを記録したが、2013 年はそのシェアを 14.8%に落とす見込みである。

 

ワイアレスアプリケーションの成長
アプリケーション別でみる、ワイアレスアプリケーション市場が最も高い成長率で、2013 年は対前年比 11.7%成長見込みである。次に大きな成長を見込んでいるのは、対前年比 10.7%成長を見込む産業向けアプリケーション市場である。コンスーマーアプリケーション市場は、対前年比-5.2%減少を見込んでいる。

半導体消費の伸びを地域別売上でみると、アジア・パシフィックは 2013 年対前年比 8.9%、米国地域も 5.0%増加とみているが、日本は 2013 年対前年比-7.9%減少とみている。

全体的にみると、四半期毎に調査をしている 150 社以上のサプライヤの中で 53%のサプライヤは 2013 年対前年比増加を見込み、47%は対前年比減少すると見込んでいる。