大気補正

㈱パスコ 野中崇志 放送大学 梅干野晁

1. はじめに

図1 航空機(飛行高度:約1200 m)に搭載した赤外線センサより8月7日の13時頃に観測した竹芝から豊洲にかけての放射温度(上),及び大気補正後の地表面放射温度(下)
図1 航空機(飛行高度:約1200 m)に搭載した赤外線センサより8月7日の13時頃に観測した竹芝から豊洲にかけての放射温度(上),及び大気補正後の地表面放射温度(下)

図1は2006年8月7日に13時頃に航空機に搭載した熱赤外センサで撮影された竹芝から豊洲にかけての放射温度画像である。本画像の解像度は約3 mであり,画像より道路や建物ごとの詳細な温度の把握と分析が可能である。

中央は晴海埠頭であり,上の画像(a)は高々45℃であるが,下の画像(b)では60℃を超える箇所がある。実は(a)は航空機センサで観測した放射温度であり,(b)が地表面の放射温度(輝度温度)である。

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