光響は,大口径・高出力レーザー光のビームプロファイルの測定・分析・評価を1台で行なえる「LaseView-LHBシリーズ」に,可視光~近赤外域波長対応の,異なる受光面寸法を持つ「LHB-VISNIR-GigE」及び「LHB-100-VISNIR-GigE」の2製品を追加し,販売を開始した(製品ページ)。
これらの製品は,販売中の近赤外光モデル「LHB-NIR-GigE」及び「LHB-100-NIR-GigE」をベースに機能を改良した姉妹品の位置づけで,これまでよりも広い可視光~近赤外域のビーム測定・分析を一台の装置で行なえるという。また,センサー画素数及び光学分解能も改良し,高精度の安定した条件で,ビーム品質についての測定・分析・評価を行えるとしている。
「LaseView-LHBシリーズ」の特長は以下のとおり。
・ビームプロファイルやビーム径を簡単測定
・大口径のレーザー測定が可能(1mm~100mm)
・低出力から高出力までのレーザー測定が可能(1mW/cm2~100W/cm2)
・スペックル(キラキラ輝く明暗の斑点模様)の低減機能付き
・ビームプロファイラwithM2プラットフォームソフト(LaseView)付き
新製品の特長は以下のとおり。
・可視~近赤外域のビーム光へ対応(400~1700nm)
・センサー画素数及び光学分解能を改良
既存製品(LHB-NIR-GigE,LHB-100-NIR-GigE)
センサー画素数…320(水平)×256(垂直)
光学分解能…約400μm(LHB-NIR-GigE),約800μm(LHB-100-NIR-GigE)
新製品(LHB-VISNIR-GigE,LHB-100-VISNIR-GigE)
センサー画素数…1280(水平)×1024(垂直)
光学分解能…約150μm(LHB-VISNIR-GigE),約300μm(LHB-100-VISNIR-GigE)
「LaseView-LHBシリーズ」の主な用途は以下のとおり。
・加工用レーザーのビームプロファイル測定
・LEDのCW連続及びパルス発光評価測定
・半導体レーザーの発光評価測定
・LiDAR評価
・光ピックアップのビーム評価測定
・スキャンレーザーの位置測定