電気硝子の薄ガラス,溶接ヘルメットに採用


⽇本電気硝⼦は,同社の超薄板ガラス「G-Leaf」が,ヨーロッパで9⽉1⽇に発売された3M製溶接⽤ヘルメットの最新モデル「3M Speedglas Welding Helmet G5-02」に採⽤されたことを発表した(ニュースリリース)。

「G‐Leaf」は,厚さが200µm(0.2mm)以下の⾮常に薄いガラス。平滑性も⾼く,曲げたり,ロール状に巻いたりすることができ,その特性からフレキシブルデバイスやタッチパネルなどの分野で採⽤が進んでいるという。

曲⾯形状の⾃動遮光フィルターを装備した溶接⽤ヘルメットとしては,世界初だとしている。⾃動遮光フィルターとは,内蔵する液晶に電圧をかけることで通過する光量を調節するデバイスで,「G-Leaf」はその液晶モジュールの基板として,透明導電膜付きのものが複数枚使⽤されている。

このヘルメットは,曲⾯形状の⾃動遮光フィルターを採⽤し,従来製品よりも格段に広い視野⾓が得られると同時に軽量でコンパクトな形状が特徴。「G-Leaf」の薄さゆえのフレキシブル性と超薄板ガラスに⾼品質な透明導電膜を形成する成膜技術が,曲⾯形状の実現とヘルメットのスリム化に⼤きく寄与しているという。

その他関連ニュース

  • 筑波大,THz光のガラスでの吸収を関数で再現 2021年01月08日
  • 東工大ら,世界一の構造秩序のガラスを合成・解析 2020年12月25日
  • 名工大ら,ガラスが準空隙で駆動する謎を解明 2020年12月21日
  • 東大ら,ガラスの物性を生み出す因子を明示 2020年11月20日
  • 東大ら,ガラスの構成原子の配位数を可視化 2020年11月18日
  • 電気硝子の強化ガラス,⾞載ディスプレーに採⽤ 2020年11月05日
  • 東大ら,ガラスが固体と液体の中間と示す 2020年10月19日
  • 北大ら,究極透明ガラスの構造を解明 2020年10月01日