シャープら,8Kでインタラクティブに文化財鑑賞

シャープは,文化財活用センターおよび東京国立博物館と協力し,「シャープ8Kインタラクティブミュージアム」をベースに,文化財鑑賞ソリューションを開発した(ニュースリリース)。

これは,実物を模した新開発の「茶碗型コントローラー」の操作によって直感的に画面上の茶碗を回転・拡大し,細部まで再現される8Kの3D画像により,まるで実物に触ふれているかのような臨場感を堪能できるというもの。また,茶碗の画像と連動させた解説表示により「見どころ」への関心を高めながら文化財への理解も深め,自らの手と目でその魅力を実感しながら鑑賞できる。

今回開発した文化財鑑賞ソリューションの特長は以下の通り。
(1)直感的な操作を可能とする「茶碗型コントローラー(新開発)」
かたちも重さも文化財の実物そっくりに制作した「茶碗型コントローラー」と,8Kモニターに映し出された高精細な3D画像データ「8Kデジタルレプリカ」がリアルタイムに連動して,見たい部分を見たいサイズで自由に鑑賞できる。

(2)複数の文化財の比較鑑賞が可能
複数の茶碗の8K画像をディスプレー上に表示し,「拡大」「回転」に加え,自由な角度での「断面」を見ることができる。デジタルならではの鑑賞方法として,その場にない複数の文化財であっても容易に比較することが可能。

(3)見どころをテキストと音声で解説
画面上に表示された「見どころ」にコントローラーの角度を合わせると,「見どころ」をテキストと音声で解説。同時に「見て・知る」ことで「見どころ」を堪能できる。

これは,「多数の収蔵品はあるが,実物の展示だけではその魅力や鑑賞の楽しさを一般来館者に感じてもらうことが難しい」との博物館側の課題と,「8Kによる新しい体験やソリューションを提供し,8Kの世界をより多くの人に伝えたい」というシャープの課題から,三者で共同研究を進めてきたもの。

「手(触覚)」は「目(視覚)」とともに物の特徴や,その背景にある文化を感じ取る重要なセンサー。三者は実証実験での知見をもとに,実物との出会いの場である博物館ならではの新たな鑑賞体験を生み出し,8Kが創り出す鑑賞方法の可能性をさらに追求するとしている。

なお,制作した試作機による実証実験を,本年7月29日(水)~8月2日(日)に東京国立博物館「東洋館」(東京都台東区)にて公開する。

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