ams,統合IRイルミネータモジュールを発表

amsジャパンは,赤外線(IR)投光イルミネータとVCSELドライバーに必要な電気部品と光学部品すべてを1つのコンパクトなパッケージへ統合したモジュール「Merano Hybrid」を発表した(ニュースリリースのDL)。

これまで,OEMは投光イルミネータを製作するために,複数の電子部品や光学部品を個別に組み合わせて専用のサブシステムを構築していたため,設計と製造工程の負担となっていたが,表面実装5.5mm×3.6mm,高さ3.7mmのパッケージとして提供されるこのモジュールを使うことで,携帯電話の筐体に容易に収容できるようになる。

また,このモジュールには,目の保護監視専用のフォトダイオードとインターロックループも組み込まれているため,目の保護基準でクラス1を得るためにOEMが必要とする追加設計作業が大幅に低減される。

さらに,クラス最高のVCSEL IRエミッターと精密なウエハーレベル光学部品を採用することでビームを形成,拡散しているため,高い省電力性を持つとし,これにより携帯電話のバッテリー消費が減り,システなムの電力管理の負担が軽減されるという。

高効率のVCSELエミッターと高い周波数動作を行なえるレーザードライバーを組み合わせており,モバイルの3Dアプリケーションでの使用に最適化されている。レーザー出力の高速な調節が可能であり,より高い精度と詳細な3D深度マップを必要とする先進アプリケーションを実現する。

プリロードされたライブ動画アプリや測定アプリと合わせて使用することで,動画撮影時にリアルタイムで背景をぼかすなど,よりクリエイティブな映像効果を追加できる。また,前景と背景の間で焦点を素早く切り替えられ,タップ1つで焦点を絞り込める。さらに,測定アプリと組み合わせれば3Dカメラとしても機能し,フレーム内に配置された物体の幅,高さ,面積,体積などを判定できるという。

その他関連ニュース

  • ams,ドライバー監視用VCSELを発売 2021年01月20日
  • シチズン電子,VCSELでレーザー市場に参入 2021年01月19日
  • NIMSら,無毒な直接遷移型の近赤向け半導体を発見 2020年12月15日
  • 【光技術フェア】オフィール,各種IRレンズを展示 2020年11月12日
  • 筑波大ら,赤外素子となるバイオマス材料を開発 2020年10月28日
  • amsのVSEL搭載のIbeoのLiDAR,市販車搭載へ 2020年10月21日
  • 電通大ら,シリコンの高感度赤外線受光素子を開発 2020年09月17日
  • Basler,ToF方式3Dカメラの量産を開始 2020年09月03日