信越化学,μLEDディスプレー製造用材料を開発

信越化学工業は,μLEDを用いたディスプレーの製造工程で使われる材料を新たに開発し,上市した(ニュースリリース)。

μLEDディスプレーは,微小なLED素子を各画素に配置した自発光ディスプレーで,その高いコントラストと明るさ,信頼性に加えて省エネルギーも期待されることから「究極のディスプレー」と呼ばれている。

一方,その製造において,テレビやスマートフォンなどのディスプレーへの適用を実現するためには,工程の効率化,プロセス時間の短縮や歩留りの向上などが課題とされている。

同社が新たに開発し上市した材料は以下の通り。
1)超平坦な基板上に,粘着剤フリーでドライな接着層を形成したμLED移送用スタンプ
2)基板を保持したまま洗浄工程や移送など種々プロセスを可能にする,仮支持基板

これらの製品は,既述の課題を解決できる材料として,良好な評価を得ている。加えて,同社では,上記製品の他に,封止材やアンダーフィルなどμLEDディスプレーの製造工程に不可欠な材料の開発も行なっている。

同社は,μLEDディスプレーメーカーの生産性と競争力の向上に資する材料で,引き続き顧客の要望に応えるべく,製品展開を行なっていくとしている。

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