コヒレント,研究向けレーザー新製品を発表

米コヒレントは,高繰返し高エネルギー新フェムト秒(Yb)増幅器「Monaco HE」と,顕微鏡応用向けでコンパクトかつ低価格なウルトラファーストレーザー「Axon」を発表した(会社HP)。

「Monaco HE」は,パルス繰返周波数とパルスエネルギーの両方を個別に調整することで,波長1030nmで,繰返周波数10kHzまでにおいて最大2mJの高パルスエネルギーを実現し,高繰返し周波数250kHzまでにおいて最大平均出力25Wを可能にしたフェムト秒レーザーシステム。

OPAやOPCPAなどの可変光パラメトリックデバイスを励起することもでき,多次元分光法や時間分解分光法などの分光用途に適しているという。

「Axon」は,固定波長,小型設計(212x312x62mm),低価格,高性能を同時に満たすウルトラファーストレーザー。多光子励起レーザー顕微鏡(MPE)やナノプロセス,半導体計測・検査,THz分光などの応用に適している。

MPEで主に用いられている920nmと1064nmの発振波長モデルを先行して市場導入,その他の波長タイプも拡張していく予定だとしている。測定サンプル上で,短いパルスを最適化する群速度分散(GVD)補正機能も内蔵。メンテナンスフリーで完全空冷式,低運用コストと長寿命を実現しているという。

「Monaco HE」の主な特長は以下の通り。
・波長:1030nm
・パルスエネルギー:2mJ(1kHz~10kHz)
・出力:5W(50~250kHz)
・パルス幅:350fs~10ps可変
・高加速寿命試験(HALT),加速ストレス性能試験(HASS)採用

「Axon」の主な特長は以下の通り。
・波長:920nm,1064nm
・出力:800mW,1W
・パルス幅:<150fs
・繰返周波数:80MHz
・群速度分散補正機能(GVD)内蔵
・TPC(高速出力変調モジュール)内蔵モデル選択可

その他関連ニュース

  • 北大ら,極端紫外フェムト秒光源で大気汚染を解析 2021年01月13日
  • 光響,サブスクにハンドトーチレーザー溶接機 2020年12月10日
  • 東工大ら,光で反強磁性体を効率的にスピン励起 2020年12月07日
  • 古河電工,18kWファイバレーザーを開発 2020年11月30日
  • 光響,ドローン搭載用LiDARユニットを発売 2020年11月18日
  • 古河電工,赤外/青色ハイブリッドレーザーを開発 2020年11月17日
  • 【光技術フェア】豊田産業,可視光分岐装置を展示 2020年11月11日
  • 島津,スペクトラムアナライザを発売 2020年11月09日