三菱電機,光海底ケーブル増波プロジェクトを受注

三菱電機は,南アジア・中東・西欧を結ぶ総延長約12,000kmの光海底ケーブルシステムの100Gb/s波長増設プロジェクトを,8カ国9社の通信事業者で構成する「IMEWE Cable System コンソーシアム」から受注したと発表した(ニュースリリース)。

同社は,全ての陸上端局装置の製造を担当し,最新機種である「MF-11200GWS」を2016年第2四半期に納入する予定。なお,同社にとってこのプロジェクトは,2012年の40Gb/s波長増設プロジェクトに続いての受注となる。

今回,100Gb/sコヒーレント技術により,伝送信号を現状の40Gb/sから100Gb/sに高速化すると共に,周波数利用効率の向上により,最大伝送容量5,600Gb/sを実現した。

コヒーレント技術の開発には総務省の委託研究「超高速光伝送システム技術の研究開発」および「超高速光 エッジノード技術の研究開発」の成果の一部を活用している。

さらに,40Gb/s伝送対応の同社従来機「MF2800GWL」と比較し,1ラックあたりのデータ収容効率を2倍に向上し,データ量あたりの消費電力も大幅に削減した。