SP,ハイパワー グリーンファイバーレーザーを発表

米スペクトラ・フィジックス(SP)は,95W以上(475µJ)を出力するハイブリッド・グリーンファイバーレーザー「Quasar 532-95」を発表した(ニュースリリース)。

この製品は高品質なシングルモードビームを持つ波長532nmのグリーンレーザーで,パルス波形デザイン機能「TimeShift」により2ナノ秒から100ナノ秒の変更可能なパルス幅とシングルショットから3.5MHzの幅広いパルス周波数領域でのパルス出射が可能で,さらにバーストモードや様々な波形のプログラムができる。

この製品は同社の先端的ファイバーレーザー技術,出力増幅技術および独自の波長変換技術を結集し設計され,高いパフォーマンスを達成している。長寿命コンポーネンツと最先端のUVレーザー製造プロセスを駆使し,また厳しい使用環境での品質テストをクリアした高い信頼性を約束するとしている。

これらにより,電子部品,パッケージ,セラミック,プリント基板,半導体,太陽電池やリチウムイオンバッテリーの各製造工程において高い生産性と加工品質を可能にしている。

主な特長は以下の通り。
・532nmにて95W以上(475µJ)の出力
・2nsec以下から100nsecまでパルス幅可変
・新技術「TimeShift™」機能搭載
・0~3.5MHzの高繰返し動作で,高速加工が可能
・堅牢でOEM装置搭載用途に最適
・データログ機能によりレーザー運転状況を長期間記録,診断機能を充実