ブラザー工業,「エアスカウター」のタフモデルを開発

ブラザー工業は,業務用のヘッドマウントディスプレー「AiRScouter(エアスカウター)」において,防塵・防水・耐衝撃性能に優れたタフコンセプトモデルを開発した(ニュースリリース)。

2015年7月に発売した「AiRScouter WD-200A」は,画像の見やすさや自然な装着感といった特長を持ち,製造業における組立作業支援などさまざまな業務に活用されている。今回のコンセプトモデルは,建設業界など堅牢性が求められる場面や,水分やホコリが多い屋内外での活用を想定し,防塵・防水・耐衝撃性能を大幅に強化した。

具体的には,建設業界など堅牢性が求められる現場からの要望に応えるため,円筒構造による耐衝撃性の強化を行なった。また,防塵防水構造(防塵防水性能 IP65相当)により,使用後の水洗いが可能になった。

また,画面の位置を自在に操作できるフレキシブルアームやピント調整用のダイヤルを,グローブや手袋を付けたままでも操作しやすい形状にした。コントロールボックスのボタンも押下しやすい大きさになっている。

このコンセプトモデルは独自のアタッチメントにより,さまざまなヘルメットへの装着が可能。眼鏡やゴーグルの上からでも使用できる。