オリンパス,自動セルカウンターを発売

オリンパスは,科学事業の新製品として,再生医療・創薬分野など培養細胞を用いた研究において,正確に細胞数をカウントする自動セルカウンター「Cell Counter model R1」を,国内で2015年11月2日から発売する(ニュースリリース)。

独自のソフトウエアアルゴリズムと液体レンズによるオートフォーカス機能により,重なり合った複数の細胞を,個々の細胞として認識し正確にカウントすることが可能。大きさや形状による分類,生細胞・死細胞の割合も同時に計測する。

さらに,カウント時の設定を300種類まで保存できるため,細胞の種類に応じて選択し簡単な操作でカウントすることができる。

細胞数カウント時に使用した設定,撮影画像,総細胞数,生細胞・死細胞の割合,細胞の大きさなどのさまざまな計測結果を7インチの大型タッチスクリーン上で確認することができる。加えて,結果をPDF形式のレポートファイルとして保存し,USBポートからほかのメディアへ簡単に転送することができる。

持ち手を備えた質量約2.1kgの小型・軽量デザインで,手軽に持ち運ぶことができ,設置場所を選ばない。また,付属の電源アダプターは,背面の設置スペースに電源コードとともに収納できる。タッチスクリーンを低位置に配置することで,高い操作性と安定性を実現した。