日本板硝子,サーモクロミック調光ガラスを試験販売

日本板硝子は,今年6月に試験販売を始めたサーモクロミック調光ガラス「ラミシェード」に,断熱性能を付加した「ラミシェードペア」を10月19日より試験発売する(ニュースリリース)。

この製品は,2枚のガラスに挟んだ中間膜のサーモクロミックフィルムが太陽から受ける熱の温度によって可変反応し,ガラスの色調が変化する。また,Low-Eガラスと組み合わせペアガラス仕様にすることで,単板ガラスの約3倍の高い断熱性能を発揮する。

これらの機能により夏場などの日射対策に加え,冬は断熱効果を発揮し,建築用ガラスとして年間を通して室内の光環境,温熱環境を改善することが期待できるとしている。

また,万一ガラス(ラミシェード)が破損しても2枚のガラスの間にある中間膜により,破片の飛散や脱落がほとんどなく安全面,防災面にも優れるとしている。