オーテックス,OPIE’15にて世界最小CMOSカメラを展示

オーテックス(ブースNo.O-1)は,光技術総合展示会「OPIE’15」にて米Enable社製の世界最小となるCMOSカメラを出品している。


カメラのサイズは0.95×0.95×2mm。解像度400×400のCMOSとレンズをこのパッケージに組み込んだ。フレームレートは30fpsとなっている。

もともとは医療用(内視鏡)用途として開発されており,例えばカプセル内視鏡より安価なディスポーザルデバイスなどの用途を想定しているという。しかし,この大きさから工業用内視鏡やマイクロスコープなどの用途も考えられることから,同社では用途を限らず,顧客のニーズを探っている。

カメラの周囲に照明用LEDを組み込むことも可能で,4つの白色LEDと合わせてφ1.3mmにパッケージングすることもできる。その他,画角や出力方式などもオーダーメイドに応じることができるとしている。

現在のところLED付きカメラ,映像プロセッサ,照明コントローラのセットで150万円ほどするが,ある程度の数が出ればカメラ自体は2~3万円程度にはなるのではないかとしている。