コーニング,サムスン電子の光ファイバ事業を買収

コーニング・インコーポレイティッドは12月2日,サムスン電子の光ファイバ事業の買収に関して,同社と最終合意に達したことを発表した(ニュースリリース)。

契約の内容は非公表。この取引は,規制当局の承認取得などの買収条件を満たした後,2015年第1四半期末までに完了する見込みだとしている。

サムスンは,韓国,中国および東南アジアの顧客に光ファイバおよびケーブルを供給している。買収完了時には,コーニングの同市場へのアクセスが強化されるとともに,アジアにおける光通信製品のラインアップが拡充する。コーニングは,買収完了と同時に,サムスンの光ファイバ事業および韓国・亀尾および中国・海南の同社製造施設を,コーニングオプティカルコミュニケーション部門に統合する予定。

コーニングオプティカルコミュニケーション,エグゼクティブバイスプレジデントのクラーク S. キンリン氏は,次の様にコメントしている。「韓国や東南アジアの新興市場における成長の機会に大いに期待しています。サムスン電子の経験豊かな人材が加わることで,コーニングのグローバルな事業規模や対応エリアが拡大し,革新的な光ファイバソリューションを求めるお客様の声に一層応えられるようになるでしょう。」