アドバンテスト,半導体パッケージ厚さ測定向けテラヘルツ波検査装置「TS9000」の販売を開始


アドバンテストは,半導体パッケージの厚さを測定するチップ・モールド膜厚検査システム「TS9000」の販売を開始した(ニュースリリース)。

今回販売を開始する製品は,テラヘルツ波を用いて半導体パッケージの厚さを非破壊で測定するもので,量産工程での使用に不可欠な高速・高精度でのパッケージ厚の非破壊解析を実現する。

新製品は,半導体デバイスをパッケージ封入した後,リードフレームに接合された状態で測定することができ,トリム&フォーム工程後での従来の検査方法に比べ,不具合発生時の原因特定が大幅に容易となる。また,ストリップユニットの測定に加え,トリム&フォーム後の成型された個々のデバイスを測定するためのトレイ(JEDECスタンダード対応)も各種用意している。

主な仕様は測定膜厚範囲が30~600μm,測定精度が±3μm,温度範囲が+10~+30℃,相対湿度が80%以下。