日本板硝子,少量サンプルの高感度測定が可能な蛍光検査器を開発

日本板硝子は,光ファイバ先端のレンズを近づけるだけで,少量サンプルの高感度測定が可能な蛍光検査器を開発している(ニュースリリース)。

本体が小型であるため,分析装置や検査装置の蛍光検出ユニットとして簡単に装置に組み込むことができ,また,検出器単体でも,DNA,タンパク質,免疫測定等バイオ分野の計測や環境・創薬の実験にも使用できる。外乱光の影響を受けにくいため,明るい部屋でも測定できるので大部屋での実験にも適している。

具体的には,高感度で微小領域(φ0.2mm以下)の測定が可能(1fmol/1μL@FITC)。光ファイバによる接続なので振動に強く,複数蛍光物質の同時測定が可能。バラツキの少ないフォトダイオードで高感度を実現した。

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