ウシオ電機,日本オクラロの半導体レーザ事業とLED事業を買収

ウシオ電機は8月6日,同社100%子会社であるウシオオプトセミコンダクターが,米Oclaro, Inc.(オクラロ)の100%子会社である日本オクラロと,8月5日に吸収分割契約を締結し,日本オクラロのLED事業,赤色,紫色,及び赤外レーザダイオード事業の一部を買収することで合意したと発表した(ニュースリリース)。

この買収の主な対象は,日本オクラロの小諸事業所(従業員数約80名)となる。契約のクロージングは,2014年の第4四半期(10月~12月)内の予定。

ウシオはグループ内における固体光源事業の更なる拡大を目的として,日本オクラロの光通信用を除く半導体レーザ並びにLEDの開発・製造・販売にかかわる事業を,ウシオオプトセミコンダクターが承継する。

オクラロ(Nasdaq: OCLR)は, 中核となる光学,エンタープライズ,及びデータセンタ市場向け光学部品,モジュール,及びサブシステムの有力メーカ。高速光通信ネットワークと高速インターネットの中核として,次世代のストリーミングビデオ,クラウドコンピューティング,ボイスオーバーIP等,帯域幅の需要が集中する高速アプリケーションを手掛ける。2012年にはオプネクストを吸収,業界No.2のコンポーネントベンダとなった。

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