エドモンド・オプティクス・ジャパン,球面収差補正に優れるゲルマニウムメニスカスレンズを発売

エドモンド・オプティクス・ジャパンは,「TECHSPEC®」ゲルマニウムメニスカスレンズの発売を開始した(ニュースリリース)。高耐性デザインを採用しており,赤外イメージングや監視,リモートセンシング,赤外分光を始めとする,要求の厳しい赤外アプリケーション用に適している。

この製品は,広い透過領域と高い屈折率を備え,丈夫で耐性に優れたゲルマニウム材料を使用。ゲルマニウムの透過領域は2~16μmで,スペクトルの可視部分では不透明なため,IRレーザアプリケーションに適している。

この硝材は空気,水,アルカリ及び硝酸を除くすべての酸に対して不活性で,比重は5.33g/cm3,ヌープ硬度は780とフッ化マグネシウムの2倍近く高いため,丈夫で耐性に優れたIR オプティクスを作る際の最適な材料となる。さらに,同等の焦点距離をもつレンズに比べて優れた球面収差特性があり,より小さなスポットサイズで像を結ぶ。

ラインナップとして,コートなし,或いは特定のコーティング波長域で性能を向上させる反射防止(AR)コート付きレンズを選ぶことができる。直径は25mm,或いは50mm,焦点距離は25mm~100mm,コーティングは3~5μmもしくは8~12μmの波長域或いはコートなしの,全18種類のRoHS適合レンズとなっている。