富士通ネットワークソリューションズ,10Gb/sをサポートするCATV向け次世代PONシステムを発売

富士通ネットワークソリューションズは,ケーブルインターネットの10G-EPON規格に対応し,高速・大容量通信を実現する次世代PONシステム「U9500H/OLT」を発売した(ニュースリリース)。最小構成価格は500万円から。 

このシステムは1本の光ファイバから分岐技術により,複数の住宅に効率的にFTTHを実現する次世代PONシステム。現在主流の1Gb/sに加え,2.5Gb/s,次世代の10Gb/sをサポートしているため,ケーブルテレビ事業者の段階的かつ経済的なインターネット・映像配信サービスメニューの拡充が可能になる。さらに,10Gb/s×8ポートを2スロット搭載しているため,アップリンク160Gb/sというケーブルインターネットで業界トップクラスの高速・大容量ネットワークを構築できる。

また,米国のケーブルテレビ機器の研究開発・技術認定を行なう機関Cable Labsが策定した運用技術に準拠しており,既存の業界標準のケーブルモデム運用管理システムを流用し,新たな設備投資を削減することができる。

これによりケーブル事業者は,今後4K/8Kスーパーハイビジョン映像配信など,高速・大容量な住宅向け光インターネットサービスの効率的なメニュー拡大が可能になる。