お茶の水女子大とKEK,平成26年度「第2回 湯浅年子賞」募集

お茶の水女子大学は,大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(KEK)が日仏共同事業として運営する「湯浅年子ラボラトリー(TYL)」の協力を得て, 湯浅年子博士(1909〜1980)の自然科学及びその関連分野に対する功績を記念して,「湯浅年子賞」を設立した。この賞は「お茶の水女子大学賞」の一つとして位置付けられている。

湯浅博士の特に学術的に顕著な功績は,長年にわたりフランスのコレージュ・ド・フランス原子核化学研究所およびオルセー研究所において,優れた原子核に関する実験的研究を行なったことであり,国際的に活躍した日本初の女性自然科学者である。

また,CNRS(フランス中央科学研究所)とJSPS(日本学術振興会)を 繋いだ日仏共同研究の実現にも奮闘した。 『Jusqu’au bout、最後まで徹底的に』を信条として生きた湯浅博士のフランスと日本での足跡が次世代に受け継がれることを願い,「湯浅年子賞」は設立された。

湯浅年子賞の受賞対象者は,自然科学の諸分野において顕著な研究業績を挙げた人物。また,自然科学の社会的普及活動あるいは同分野の女性研究者を増大させる活動において,顕著な業績を挙げた者も受賞対象者となる。 湯浅年子賞授与実施要項に従い,「金賞」及び「銀賞」を受賞するに値する適任者の推薦を募る。提出締切りは平成26年7月31日(17時必着)。

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