三菱化学,カリフォルニア大学と包括的な研究開発提携を延長

三菱化学は,カリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)との間で,平成13年度より13年間実施してきた先端機能材料分野における包括的な研究開発提携を,平成26年9月からさらに4年間延長することで合意した。

9両者は三菱化学が拠出した資金を元に,平成13年にUCSB内に「三菱化学先端材料研究センター:Mitsubishi Chemical Center for Advanced Materials(MC-CAM)」を設置し,先端機能材料の分野で画期的な新材料,デバイス,加工・解析技術等の研究開発を行なってきた。延長する4年間において,三菱化学はUCSBに対し,研究開発資金として400万ドル(約4億円)を拠出する。

MC-CAMの現在の重点研究開発領域は,LED照明,有機太陽電池,有機半導体などの高付加価値な先端機能材料分野。その成果の一つとして,MC-CAMは昨年度,高分子材料を用いた有機薄膜トランジスタの研究開発において世界最高レベルの電荷移動度を達成している。

詳しくは三菱化学 プレスリリースへ。