NICTら,「キトラ古墳壁画」の赤外線画像やテラヘルツ波画像を一般公開

情報通信研究機構(NICT)と国立文化財機構奈良文化財研究所(奈文研)は,年4月22日から5月18日まで東京国立博物館で開催される特別展「キトラ古墳壁画」の関連イベントとして,「キトラに触れる!」展を開催する。

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同展ではキトラ古墳と高松塚古墳の壁画の高精細画像及び科学調査の成果を,同館表慶館1Fで42インチのタッチモニターとタブレットPCを用いて紹介する。観覧者は,デジタル高精細画像を大画面のタッチモニターで自由に拡大縮小して鑑賞することができる。

赤外線撮影の画像,壁画断面のテラヘルツ波を用いたイメージング画像,朱雀や白虎などの高精細画像を拡大画面で紹介する。赤外線画像は,土で覆われて見えにくくなっている壁画の輪郭線を明瞭に見ることができる。またテラヘルツ波によるイメージング技術を使った調査では,壁画を傷つけずに壁画の下の漆喰層を観測することができる。

詳しくはNICT プレスリリース