日本レーザー,超小型RGBレーザ合波モジュールを発売

日本レーザーは,スイス FISBA OPTIK AG社製の超小型3波長光学エンジン「FISBA RGBeamTM」の販売を2014年3月1日から開始した。オープン価格で,初年度100台の受注を見込む。

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1957年創業のFISBA OPTIK AG社は,スイス・ザンクトガレンに本拠を置く,光学および計測システムと光学コンポーネンツのメーカーとして世界的に著名な企業。精密ガラスモールディング,クラシカルモールディング,コーティング,検査,高精度アセンブリ技術により,極めて高い製品品質を実現している。

今回発売した超小型3波長光学エンジン「FISBA RGBeamTM」は,非常に小さなサイズの中でRGB3色の半導体レーザを精密に重ね合わせて出力するモジュール。得られる出力強度は最大250mW(3色合計)と高く,輝度の高い用途に最適な光学エンジンとして機能する。また制御ボックス・冷却ユニットなどを備えた評価キットも合わせて販売する。

主な仕様は,波長・最大出力強度:R: 638nm・120mW、 G: 520nm・50mW、 B:450nm・80mW,スポットサイズ: 約1mm FWHM(1mの距離において),ビーム整列度:0.1mrad,外形寸法:約21.5mm x 13mm x 5.2mm,重量:3.5g,動作温度:+15~+45℃。

アプリケーションとして,ヘッドアップディスプレイ,工業用投影,光線力学的治療(眼科・歯科),内視鏡照明,分析診断用蛍光励起源などを想定している。

詳細は,日本レーザー3月20日ニュース
「【新製品】Fisba Optik社製 超小型3波長光学エンジン“FISBA RGBeam”