東大光電子融合研究センター公開シンポジウムを開催へ

東京大学生産技術研究所 光電子融合研究センターは光電子融合の展望をテーマとする公開シンポジウムを東大駒場リサーチキャンパス内ENEOSホールにて,2014年4月15日に開催する。

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同光電子融合研究センターはナノ量子構造・材料科学に立脚した光と電子の融合により,新機能創出,その光学的応用,さらにその社会・産業界への普及をねらいとして,2012年10月に設立された。以来,光科学,物性物理,エレクトロニクス,材料科学の研究者が既存の枠を超えて集結し,光電子融合という研究分野の創出を目的に活動を進めてきた。

今回のシンポジウムでは,これまでの光電子融合分野の研究進展を報告するとともに,今後の光電子融合研究に向けて討論,意見交換が行なわれる。

なお,講演内容は下記のとおり。
・所長挨拶 東京大学生産技術研究所 所長・教授 中埜良昭氏

・ 「光電子融合研究の展開~FIRSTプロジェクトの研究成果を中心にして~」
東京大学生産技術研究所光電子融合研究センター・センター長・教授 荒川泰彦氏

・ 特別講演「通信キャリア研究所における物性科学基礎研究─革新的イノベー
ションの創出を目指して─」
NTT物性科学基礎研究所所長・東京大学生産技術研究所光電子融合研究センター・役員教授 寒川 哲臣氏

・ 「フォトニックナノ構造による光と電子の相互作用制御」
東京大学生産技術研究所光電子融合研究センター准教授・岩本 敏氏

・ 「単一量子ドット・分子を用いた極限ナノトランジスタ」
東京大学生産技術研究所光電子融合研究センター教授・平川一彦氏

・ 「スピン波の光学」
東京大学生産技術研究所光電子融合研究センター副センター長・教授・志村努氏

・「グラフェンにおける量子輸送現象と中赤外光検出」
東京大学生産技術研究所光電子融合研究センター准教授・町田友樹氏

・ 「プラズモン誘起電荷分離のナノイメージング」
東京大学生産技術研究所光電子融合研究センター教授・立間徹氏

・「フタロシアニン分子を用いた光機能科学」
東京大学生産技術研究所光電子融合研究センター教授・石井和之氏

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