日本電気硝子,スマートフォン/タブレット向けカバーガラスに新ブランドを投入

日本電気硝子は,スマートフォン/タブレット用カバーガラスに使用される化学強化専用ガラスの新ブランド「Dinorex」(ダイノレックス)を立ち上げた。

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同社は昨年,カバーガラスの新製品を市場に投入し,本格販売を開始したが,更なる拡販のため,従来の呼称「T2X」を統一し,新たなブランド「Dinorex」を立ち上げる。「Dinorex」は、”恐竜の王”という意味を持たせた造語。これは,ワレやキズに対する「強さ・頑丈さ」を最強の恐竜として知られるティラノサウルスのイメージに例え,かつ聞き手の耳に残る語感を重視し名づけたもの。

カバーガラスの需要は,タッチパネル市場の拡大とともに,今後更なる増加が見込まれている。同社は現在,高品位アルミノシリケート系カバーガラスの市場で世界シェアの約1割を有しているが,新ブランドをスマートフォンやタブレット,タッチパネル市場に浸透させ,次年度は世界シェアの2割を狙う。

既存品と比べて化学強化のプロセス時間を大幅に(約 25%)短縮でき,既に大手ブランドのスマートフォン,タブレットのカバーガラスに採用されている「T2X-1」(高強度カバーガラス)と,大型サイズのまま化学強化し,その後,複数のタッチセンサ回路を形成してから必要な形状に切り出せる「T2X-0」(タッチセンサ 一体型カバーガラス)をラインナップ。「T2X-0」は現在,最大 G6 サイズ(1,500x1,850 ㎜)まで,厚さは 0.4 ㎜まで対応する。

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