島津製作所,1,280チャンネルの検出器で高速・高感度の分析が可能なX線回折装置を発売

島津製作所は,検出チャンネル数が多く,従来検出器との比較で実用上100倍以上のピーク強度が得られ,25倍の高速測定を可能にするワイドレンジ高速検出器「OneSight」を搭載したX線回折装置「XRD-6100 OneSight/-7000 OneSight」を発売した。

ゴニオメーター画像

今回発売するX線回折装置は1280チャンネルもの多数の検出器が並んだアレイ型検出器を搭載し,実用上,従来のシンチレーション検出器の100倍以上のピーク強度が得られる。また,検出器の回折X線取り込み角度が大きくなり,定性・定量分析の際の利便性がさらに向上したことで,分析時間の大幅な短縮を実現する。

新開発のソフトウェアは,測定の利便性を考慮したデザインに一新し,操作性が向上。作
業効率の向上を図った機能を搭載し,ユーザの分析をサポートする。また,今回発売するX線回折装置と共に,近年需要が伸びてきている高速検出器のオプションとしてOneSight単体での販売も行なう。

同社では新製品の拡販により,新興国を始めとする海外のX線回折装置ユーザーの新規獲得に取り組み,本体と検出器オプションの合計で年間販売台数60台を目指す。

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