京大,再生医療に用いる幹細胞搬送容器を開発

京都大学 医学研究科人間健康科学系専攻と物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)は,企業グループと共に幹細胞搬送システム開発コンソーシアム(BioL)を結成し,再生医療に用いる新型の幹細胞搬送容器を開発した。

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再生医療に用いられる細胞(浮遊性、細胞組織など)は,医薬品と同等に高品質、安全であることが要求されますが、「生きている」という点で医薬品とは大きく異なる。経済産業省が発行した「細胞・組織加工品の研究・開発におけるヒト細胞・組織の搬送に関するガイドライン2012:平成25年3月発行」には,「細胞・組織加工品は,温度,酸化,光,イオン強度,せん断のような環境因子に特に敏感であるため,生物学的活性を維持し,死滅を回避するためには,一般に厳密な搬送条件,搬送手段を必要とする」と記されている。これらの条項に準ずるために,コンソーシアムは幹細胞搬送に特化した新しい搬送容器を開発した。

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