ソニー,山形テクノロジーセンターを新設し,CMOSイメージセンサの生産能力を増強へ

ソニーは,ルネサスエレクトロニクスとの正式契約に基づき譲り受けることが予定されている,ルネサス山形セミコンダクタが所有する鶴岡工場の半導体関連資産を活用し,2014年3月31日にソニーセミコンダクタ山形テクノロジーセンター(SCK山形テック)を設立する。

今回の投資の総額は約350億円を見込んでおり,内訳は,2013年度実施予定の鶴岡工場の資産取得金額 約75億円及び2014~2015年度に実施予定の設備投資 約275億円。

SCK山形テックは,CMOSイメージセンサの新たな生産拠点として設立され,ソニーはイメージセンサの生産能力増強のための設備投資を2014年度上期から2015年度下期にかけて行なうとしている。これはイメージセンサの総生産能力を現在の約60,000枚/月から約75,000枚/月に増強する中長期的な施策の一環。

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この設備投資は,ルネサス山形から取得予定の半導体製造設備の一部をCMOSイメージセンサの製造設備に改造するため,及び山形テックにおいてCMOSイメージセンサの新規製造設備を増強するための投資。山形テックでは,主に積層型CMOSイメージセンサのフォトダイオードや配線工程などの製造を行なう。

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