富士通セミコンダクター,米TransphormとGaN系パワーデバイス事業を統合

富士通と富士通セミコンダクターは,GaNパワーデバイス(電源用)について,米Transphorm, Inc.と事業統合に関する契約,ならびに富士通と富士通セミコンダクターによるTransphormへの少数株主持分の取得に関する契約を締結した。

富士通および富士通セミコンダクターは,日本においてGaNパワーデバイス事業の新会社を設立し,両社が保有するGaNパワーデバイスの設計・開発資産や知的財産権を新会社に拠出する。両社は新会社の株式をTransphormに現物出資し,その対価としてTransphormの株式を取得する。この取引により,Transphormは新会社を完全子会社とする。

さらに,富士通と富士通セミコンダクターはTransphormへ現金を出資し,少数株主としてTransphormの経営に関与する。また富士通および富士通セミコンダクターでGaNパワーデバイス事業に直接従事している従業員は新会社に出向し,Transphormの従業員とともに,継続して開発及び事業に従事していく。

事業統合後,Transphormは,同社の米国試作ラインと富士通セミコンダクターの会津若松工場の両拠点で研究開発を進める。富士通セミコンダクターは会津若松工場を前工程量産工場として,Transphormから独占的に製造を受託する。

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