古河電工,小型・薄型でフレキシブルな独自のワイヤレス電力伝送システムを開発

古河電工は,非常に小型・薄型でフレキシブルな電力伝送部を特徴とするワイヤレス電力伝送システムを新たに開発し,実証実験にも成功した。

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開発したワイヤレス電力伝送システムは,電力伝送用電極を,薄型でフレキシブルな導電性材で構成可能で,電極を搭載する機器の意匠性向上や小型・軽量化に貢献するもの。また,伝送方式をより高周波化することで,送電部・受電部の小型化が図れるため,ワイヤレス充電システム全体の軽量小型化にも貢献することが可能になる。

今回の実証実験では,約200mm角(アルミ製、重量200g以下)の電極で,1kWの送電に成功した。伝送距離50mm以上,伝送効率90%以上,伝送周波数は,27.12MHzを実現した。また,来年度には3kWクラスの電力伝送が伝送距離300mm まで可能になるとしており,より大電力が必要な充電システムや家庭向け含む幅広い充電システムへの参入を目指す。

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