ニコン,蛍光照明モジュールを任意に組み合わせることができるバイオイメージング向け顕微鏡レーザアプリケーションシステムを発売

ニコンは,研究用倒立顕微鏡「ECLIPSE Tiシリーズ」向けに,様々な蛍光照明モジュールを任意に組み合わせることができる「レーザーアプリケーションシステム Ti-LAPP」を2014年2月より発売する。

1

「レーザーアプリケーションシステム Ti-LAPP」は顕微鏡を使用した落射蛍光観察,全反射蛍光観察,光刺激それぞれの機能をモジュール化したもの。これにより,研究用倒立顕微鏡「ECLIPSE Tiシリーズ」に各モジュールを任意に組み合わせることで,多様な観察手法に対応できる。用途に応じた顕微鏡機能の変更や追加を容易にすることで,倒立顕微鏡を用いた最先端の研究をサポートする。

TIRF照明装置「H-TIRFモジュール」は,画像統合ソフトウェア「NIS-Elements」(別売)の使用により,標本に対するレーザ入射角度やエバネッセント光の染み出し深さの条件を自動で調整することができる。また,これらの設定条件の個別調整や保存,呼び出しなどができるため,任意の観察をスムーズに行なうことができる。

光刺激装置「DMDモジュール」は,画像統合ソフトウェア「NIS-Elements」(別売)を使用することで,複雑な細胞の形や蛍光タンパク質が局在する位置に合わせて任意の位置・範囲で同時に多点への光刺激を行なうことが可能。

光刺激装置「DMDモジュール」,TIRF照明装置「H-TIRFモジュール」,蛍光照明装置「EPI FLモジュ-ル」の3つを組み合わせることで,落射蛍光観察や全反射蛍光観察をしながら光刺激を行なうことも可能となる。

価格はH-TIRFモジュールセット:3,332,700円~,DMDモジュールセット:7,186,200円~,H-TIRFモジュール+DMDモジュールセット:9,153,900円~。

詳しくはこちら。