OKIエンジニアリング,太陽光発電等に向けた次世代パワー半導体の総合評価サービスを開始

OKIエンジニアリングは,新たに次世代パワー半導体の電気的特性が測定可能な測定器を導入し,11月1日より「次世代パワー半導体総合評価サービス」を提供開始する。業界では初めて太陽光発電装置や電気自動車(EV)などのインバータユニットに用いられる次世代パワー半導体の電気的特性,熱過渡特性測定,構造解析などの総合評価をワンストップで提供可能となる。

次世代パワー半導体パラメータ測定器

最近,開発が進んでいるSiC(シリコンカーバイド/炭化珪素),GaN(ガリウムナイトライド/窒化ガリウム)などの次世代パワー半導体は,従来のSi(シリコン)半導体に比べ電力損失が少ないため,電気自動車や太陽光発電装置のインバータの他,様々な家電製品の電力制御部などへの利用が期待されている。しかし,市場投入のための評価試験には,ON抵抗,耐圧など電気的特性測定の他,熱過渡特性や各種の信頼性試験用に高価な測定装置が必要となる。

同社は,次世代パワー半導体の電気的特性を測定できる測定器を導入し,ON抵抗,耐圧など次世代パワー半導体の評価に必要な特性項目の測定を可能とした。それに加え,熱過渡特性測定,構造解析なども合わせて評価する総合評価サービスを受託試験業界として初めて提供する。このサービスを利用することにより,自社で設備・人的投資をすることなく,評価試験を実施することができる。

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