ソニー,4Kホームシアタープロジェクタ 2機種を発売

ソニーは、4K(水平4,096×垂直2,160画素)映像を投写する4Kホームシアタープロジェクタ「VPL-VW500ES」「VPL-VW1100ES」の2機種をそれぞれ11月と12月に発売する。価格は「VPL-VW500ES」が840,000円,「VPL-VW1100ES」が1,785,000円。

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両機はソニー独自の4K SXRD™(Silicon X-tal Reflective Display)パネルや,フルHD映像を高精細でリアルな4K映像に変換する「データベース型超解像処理LSI(リアリティークリエーション)」など,世界初の家庭用4Kホームシアタープロジェクター「VPL-VW1000ES」の高画質技術を搭載した。

搭載の0.74型4K SXRDは,微細化技術によりパネルサイズを小型化しながら1.55型4K SXRDと同じ解像度「有効885万画素(水平4,096×垂直2,160画素)」を達成している。この4K SXRDは,シリコン駆動基板の表面を平坦化し,液晶層の厚みを均一化することで,光の乱反射を抑え表示輝度ムラの少ない高コントラストな画質を実現している。また,放送業務用カメラのイメージャ固着技術を4K SXRD固着に使うことでパネルの精度が向上し,画素の色ずれが原因で発生する色の濁りやにじみの少ない正確な色再現を可能にした。

また,新たに4K/60p映像を伝送できるHDMIの最新規格バージョン2.0に対応したため,映画のみならずスポーツやドキュメンタリーなど動きの速いコンテンツもなめらかな映像で視聴できる。

さらにコンテンツのマスターに4K解像度の高画質映像を使用してオリジナルの4Kに迫るクオリティーの「Mastered in 4K」ブルーレイソフトを最適に表現する「Mastered in 4K」モードの搭載や、広い色再現領域を持つ「トリルミナス® ディスプレイ」への対応など最新の機能を採用した。

「VPL-VW500ES」は上記の機能に加え,非球面プラスチックレンズを採用することでレンズを小型・軽量化し,光学系部品の設置レイアウトを工夫するなど,本体の大幅な小型化(幅495.6×高さ195.3×奥行き463.6mm/VPL-VW1000ES比:容積約33%減/質量約30%減)を実現した。

また,4K SXRDの高い光の利用効率や新開発の265W高圧水銀ランプの採用により1,700 lmの高輝度を実現。さらに,プロジェクタの使用時間に伴う色バランスのずれを本体で自動補正する「オートキャリブレーション機能」を新たに搭載した。

「VPL-VW1100ES」は共通機能に加え,4Kデジタルシネマプロジェクタ用レンズの技術を受け継いで,高い解像力を持ち,投写画面のすみずみまで高精細映像を再現する大口径4K「ARC-F(オールレンジクリスプフォーカス)レンズ」の採用や,専用カラーフィルタ搭載によるDCIの色再現を実現した。 2,000 lmの高輝度と共に,緻密でリアルな映像を実現する。

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