三菱電機,岡山県の病院から新型粒子線治療装置(陽子タイプ)を受注

三菱電機は,岡山県津山市の財団法人津山慈風会津山中央病院から,がん治療に使用される新型粒子線治療装置(陽子タイプ)を受注した。中国四国地方に粒子線治療装置が導入されるのは初めて。今回の装置は,2016年3月に開設予定で津山中央病院地内に設置する「岡山大学・津山中央病院共同運用/がん陽子線治療センター」に導入されるもの。

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「岡山大学・津山中央病院共同運用/がん陽子線治療センター」は,津山中央病院の敷地内に開設され,岡山大学と共同運用される。津山中央病院と岡山大学病院放射線科が中心になり,陽子線治療の診療,臨床研究,人材育成教育にあたる。

今回受注した新型粒子線治療装置(陽子タイプ)の「高線量率照射」や「ユニバーサルノズル」などの新機能は,自社内検証機で薬事申請の早期取得に向けて各種試験を進めており,施設の早期稼働を図るため,人材育成などの施設立ち上げの支援も行なうとしている。今回の契約により,国内で9施設が同社製の装置になる。

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