NTTエレクトロニクスとAcacia Communications,次世代コヒーレント光信号処理ASICで相互に接続可能な動作モードを提供

NTTエレクトロニクス(NEL)と米国Acacia Communications Inc.(Acacia)は,それぞれ開発を進める100Gb/sコヒーレント光通信向け次世代デジタル信号処理 ASIC(DSP)において,中距離向け動作モードの相互検証を完了した。複数ベンダの製品間でも互いに通信できる100Gb/sプラガブル光トランシーバの適用領域を,イーサネット標準が規定する30kmを超えて拡大できることになると期待される。

今日,10Gb/sプラガブル光トランシーバとして,業界デファクト製品10GBASE-ZR(~80km)が中距離メトロアクセス用途に数多く利用されている。このため,100Gb/sにおいても,イーサネット標準(~30km)を超えてなおプラガブルに交換できる光トランシーバ・ソリューションの登場が待たれる。

長距離向け100G DSPを開発するNELとAcaciaは,それぞれの次世代DSP開発を進めるにあたって,100Gプラガブル向けに消費電力を抑える中距離動作モードにおいては互換性を持たせることで合意し,当該機能の相互検証を完了した。変調方式には長距離向けに実績のある DP-QPSK,誤り訂正符号には国際標準として確立されたGFECをそれぞれ採用することにより,擾乱にも強い互換性を提供する。

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