岡山大、1 秒間に 1 歩の適度な運動ストレスは関節軟骨を回復させることを発表

岡山大学病院整形外科助教の古松毅之氏らの研究グループは、「適度なメカニカルストレスはさまざまな転写因子のはたらきを活性化することで、軟骨様細胞における細胞外基質産生を飛躍的に亢進させる」ことを明らかにした。

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現在、「寝たきり」や「要介護」の 3 大要因のひとつとされる運動器の障害「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」が注目されているが、変形性膝関節症や骨粗鬆症に代表されるロコモ関連患者数は増加の一途をたどっている。

研究グループは、1 秒間に 1 歩のリズムで細胞が引っ張られると、成長因子CCN2 やTGF-βが細胞外で活動しはじめ、関節軟骨の主要成分であるII 型コラーゲンが湧き出してくることを突き止めた。膝に無理をせずゆっくりと歩くことで、関節軟骨が元気になるものと予想される。

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