ソニー,1.0型の裏面照射型CMOSイメージセンサ搭載デジタルカメラを発売

ソニーは,世界初となる1.0型の裏面照射型CMOSイメージセンサ「Exmor R”(エクスモアアール)」を搭載し,暗所性能の向上を実現した“サイバーショット”『RX100 II(マークツー)』を発売する。

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「Exmor R」は,一般的なコンパクトカメラで採用されている1/2.3型と比べ,約4倍の撮像素子の面積を持つソニー独自の大型のイメージセンサ。従来のCMOSイメージセンサは,光を取りこむ受光面であるフォトダイオードの上に配線層があり,撮影時の入射光の一部を遮っていた。これにより,受光面に光を効率的に照射させ,大幅に入射光を増やすことができ,さらなる高感度化を実現している。

さらに,画像処理エンジン「BIONZ」との組み合わせにより,既発売「RX100」の撮影時と比較し,約1段分のノイズを低減。ISO160~12800という広い感度領域を実現した。また,重ね合わせ等の技術により最高ISO25600相当の高感度撮影を可能にする「マルチショットNR(ノイズリダクション)」や約10コマ/秒の高速連写など,負荷の高い画像の高速処理も可能。

開放F値1.8を実現した明るいレンズは,ゴーストやフレアなど不要な反射光を大幅に低減して高い描写性能を実現する「Tコーティング」を採用。開放から2段絞ったところまでほぼ円形となる,7枚羽根の虹彩絞りの機構を搭載する。

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