島津製作所,エンジン燃焼発光計測用光プローブを発売

島津製作所は,エンジンの燃焼状態を計測するための高耐久性光プローブ「ExDop(エックスドップ)」を5月20日に発売する。価格は58万円~。

エンジン開発の現場では,燃焼状態を高精度に計測することへの需要が高まっており,これには高速応答性という特徴を有し,燃焼状態の変化を瞬時に捉えることを可能にする,光を用いた計測手法が有効となる。その計測手法としては発光・吸光・蛍光などを利用したものがあるが,高圧・高温・高振動と過酷な条件にあるエンジン筒内から手軽に安定して光を取り出すことが困難だった。

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この製品はエンジン筒内の燃焼光を,効率よく計測器に伝送するための光プローブ。材料選定や部品形状,組立工程の最適化などにより,耐熱300℃,耐圧10MPa,耐振50Gの耐久性を実現した。また紫外~可視~近赤外(300nmから810nm)までの光を高い透過率で通すため,ノッキングなどの強い発光や熱放射などの計測はもちろんのこと,アイドリングやラジカル発光など紫外域や微弱な光の計測でも威力を発揮する。

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