京大,発光ガラス薄膜の製造方法を開発

京都大学化学研究所助教の正井博和氏らの研究グループは,紫外光照射により発光するガラス薄膜の製造方法を開発した。これは同研究グループが開発した,蛍光体として希土類を含まないガラスを薄膜化したもので,薄膜前駆体の「溶液」ではなく,薄膜前駆体の「融液」を用いて薄膜化する方法を考案したことによる成果。

融液は溶媒を含まないためクラックや気泡ができず環境にも負荷をかけない,粘度の制御が比較的容易なことから厚膜化が可能,といった特長を持つ。実用化すれば,照明/光学部材,蛍光標識,ガラスコーティングといった応用が考えられるという。

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