コニカミノルタ,医療用X線ドライフィルムを委託生産へ

コニカミノルタは,「医療用X線ドライフィルム」の生産を自社生産から外部への委託生産へ切り替えることを決定した。それに伴い,甲府サイト(山梨県中央市)と東京サイト日野(東京都日野市)での同製品の生産を2013年度上期中に終了する。

近年の医療現場では,X線画像のモニター上での診断が始まり,日本においても2008年からモニター診断でも診療保険点数が加算されるようになり,フィルムを使わない診断(フィルムレス化)が加速する中,近年の「ドライフィルム」の需要は先進諸国では減少傾向にあった。うした背景から,同製品を委託生産に切り替えることで事業採算性の改善を図る。

同社は,X線撮影画像をダイレクトに取得出来るDR(Digital Radiography)装置で,画像データの送信が無線で行なえるワイヤレスタイプとして世界最軽量を実現したカセッテ型DR「AeroDR」シリーズを2011年より発売するなど,医療画像診断システム分野においてアナログからデジタルへと事業形態の変革を進めていた。

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