富士フイルム,タッチパネル用センサーフィルムの生産設備を増強

富士フイルムは,スマートフォンやタブレット,ノートPCなどに搭載されるタッチパネル用センサーフィルム「エクスクリア」の生産能力を拡大するため,神奈川工場足柄サイトに約10億円を投資し,生産設備を増強する。これにより,6月には生産能力を現在の2倍以上に引き上げる予定。

「エクスクリア」は,透明なPETフィルム上に微細な銀線パターンを形成し,低抵抗と高い透明性・屈曲性を両立したタッチパネル用センサーフィルム。レアメタルを使用していないため,原材料の供給問題などの心配がない。同社は今後,年率10%以上で成長すると予測されているタッチパネル市場でのシェア拡大を狙う。

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