アジレント・テクノロジー,4タップ・ディエンファシス機能を搭載したパルス・パターン・ジェネレータを発売

アジレント・テクノロジーは,最大32 Gb/sで,かつ4タップ・ディエンファシス機能を搭載したパルス・パターン・ジェネレータを発売する。

データ転送速度の高速化にともない,サーバ,ネットワーク・インタフェース・カード,バックプレーン,通信用ICなどの設計では,信号がバックプレーンや回路,長いケーブルを通過する際に信号が劣化してしまうことが問題となっている。

この問題に対処するため,同社はN4960A シリアルBERT用としてリモート接続可能なパターン・ジェネレータ・ヘッドを開発した。今回発表の「Agilent N4951BオプションD32 4タップ ディエンファシス内蔵 32 Gb/s パルス・ジェネレータ・リモートヘッド」,「Agilent N4951BオプションD17 4タップ ディエンファシス内蔵 32 Gb/s パルス・ジェネレータ・リモートヘッド」は,それぞれ32Gb/s,17Gb/sに対応した4タップ・ディエンファシス機能(1個はプリ・カーソル、2個はポスト・カーソル)を内蔵していることが特長。これにより,レシーバやシステムの特性評価の際,送信側のエミュレーションに必要となる信号補償を行なうことが可能となる。

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さらに,N4980A BERTソフトウェアにより,信号経路のSパラメータの情報から,適切なディエンファシス・タップ値を自動計算することが可能。タップ値を容易に最適化でき,その値を元にすぐにパルス・ジェネレータ・ヘッドにプログラムすることこができる。

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