日立,歩道を自律走行する一人乗りの移動支援ロボットを開発

日立製作所は,携帯情報端末で指定した位置へ自律走行ができる「任意地点自律送迎機能」を備えた一人乗りの移動支援ロボット「ROPITS」を開発した。携帯情報端末に表示された予約・操作用画面において,地図上で任意地点を指定すると,その位置まで自律走行することが出来るもので,お年寄りや歩行が困難な方の近距離移動の支援を目的にしたもの。

同社は歩道の標高情報を国土地理院の電子地図や精度の良いRTK-GPSなどから取得し,個別に取得した緯度・経度,標高の情報を同じ座標系に融合することで,実際の環境形状を再現する3次元環境形状地図を作成した。さらに,独自に開発した複数地図高精度融合機能を用いることで,約18kmにわたるつくば特区歩道の3次元環境形状地図の作成を可能にした。

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「ROPITS」にはレーザ距離センサとステレオカメラを搭載。測定した3次元環境形状情報を融合することで,歩行者や路面凹凸を見逃すことなく検出する。これにより,様々な障害物が存在する歩道をスムーズに移動することが可能になった。

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